エムオーテックスなど3社、資産管理で協業

2011年02月25日 11:00

 企業活動の基盤となる「資産管理」の中でも、特にソフトウェアライセンスの適切な管理(Software Asset Management、SAM)は、コンプライアンス確保、IT投資最適化による経費削減の観点から大きな課題となっている。しかし、その必要を認識していながらも多くの企業から「まず何から手をつければいいのかわからない」「自社にふさわしいライセンス管理のフローがなかなか構築できない」といった声があがっているのが現状だ。

 そこでエムオーテックスは、ソフトウェアのトップメーカーのアドビ システムズ、SAMコンサルティングの第一人者アイ・エフ・ティとソフトウェア資産管理分野で協業することで合意。この協業契約をもとに、3社はソフトウェアライセンス管理に必須の工程をすべて一括でサポートする「アドビソフトウェア 安心チェック・サポート」を2月23日より開始。さらに、無料セミナーの共催等、ソフトウェア適正管理の啓発活動を積極的に行うという。

 またクオリティソフトは2月10日、NRIセキュアテクノロジーズと情報資産管理ソリューションの販売分野で協業している。

 これにより、NRIセキュアのクライアントPC上のあらゆる電子文書へのセキュリティポリシ付与と可視化を実現する「SecureCube/Labeling」をクオリティソフトのIT資産管理ツール「QAW/QND Plus(以下 QAW/QND)」の自動配布機能によってPCにインストールすることができ、管理者のインストール作業付加の軽減と、企業における情報資産のより包括的な管理が行えるようになったという。

 今後、各社が協業することで企業における資産管理の重要性を訴求する。