高速料金 平日2000円の効果みたいと国交相

2011年02月24日 11:00

 大畠章宏国土交通大臣は23日開かれた衆議院予算委員会で、4月から3年程度、高速料金をETC搭載車(普通車)については土曜・日曜・祝日の上限料金を1000円とする、平日についても現金車を含め2000円を上限とし、普通車でエコカーの免税対象車については軽自動車と同様に1000円を上限(こちらは事前登録制ETC搭載車を対象に今年夏頃の実施を予定)とすることについて、金子一義元国土交通大臣(自民党、衆議院議員)から財源問題とともに、平日2000円の実施時期の先送りを求められ「平日2000円でどのような経済効果があるのか、社会実験でその効果をみてみたい」とし、4月から実施する意向を語った。

 また、財源の厳しさを認め「改めて、高速道路の建設や運用のあり方について検討していきたい」と述べた。3月上旬から検討に入る予定。

 大畠国交相は質問に答え、高速道路について「原則無料化をめざしている」とし、無料化の効果には(1)企業活動のコスト減少(2)家計の消費拡大(3)地域活性化(4)観光産業の活性化(5)道路渋滞緩和によるCO2の抑制効果などをあげるとともに、社会実験で効果の検証を行っていくとした。
(編集担当:福角忠夫)