除名処分ですでに終了 辞職言われ与謝野大臣

2011年02月22日 11:00

 与謝野馨社会保障・税一体改革担当大臣は21日午後の衆議院予算委員会(政治とカネの集中審議)で、菅原一秀自民党副幹事長(衆議院議員)から「自民党に投票した一票一票の積み重ねで今のバッジ(衆議院議員としての身分)があるのだから、離党したら議員を辞職すべきだ」と追及され、「私は(自民党から)除名という不名誉な処分を受けた。それをもって処分は終了しているものと思う」と答弁し、離党問題はすでに終了済みとの認識を示した。

 与謝野大臣は2009年の衆議院議員選挙に自民党から比例東京ブロックで当選。その後、離党し、たちあがれ日本共同代表に、そして無所属として菅第2次改造内閣に入閣した。

 菅直人総理は与謝野氏が税と社会保障の一体改革に対し見識と経験を有していることから「あえてお願いした」と答弁。入閣要請の経緯を語った。
(編集担当:福角忠夫)