菅直人総理は16日の参議院本会議で松野信夫参議院議員(民主党・新緑風会)から「2020年度にプライマリーバランスの黒字化をめざすとする政府の方針に変更はないか」と質され「2015年度で半減、2020年度までに黒字化するとの方針に変わりない」と答弁し、財政健全化と経済成長への取り組みに意欲を示した。
松野議員は「2009度決算による基礎的財政収支は33.5兆円の赤字で、前年度の赤字に比べて約19.5兆円も悪化している」と指摘。そのうえで、2020年度でプライマリーバランスの黒字化を目指すとする政府の方針に変更がないか、菅総理の考えを求めた。
(編集担当:福角忠夫)