衆議院議員削減 やる気あるのかと自民が追求

2011年02月08日 11:00

 菅直人総理は8日の衆議院予算委員会で国会議員定数の削減(衆議院議員80人削減)について棚橋泰文衆議院議員(自民党)から「自民党になぜ呼びかけないのか、やる気があるのか」と追求され「各党いろんな意見をお持ちであり、まだ、そういう状況になっていないと思うが、自民党がそう言ってくれるなら、(民主党)幹事長に伝えたい」と答弁した。

 菅総理は「民主党の考え方はまとまっているが、一方的に法案を出すのが良いのか。与野党間で協議があってしかるべきと思っている」とするとともに「(議員定数改正法案は)政府から出すべき法案でなく、与野党間でしっかり議論して出していただきたい」と答弁した。

 参議院議員定数についても民主党は40議席の削減をあげており、菅総理は「一票の格差是正の問題もあり、党の立場で幹事長を中心に議論している」とした。消費税増税の動きの中で、国会議員が自らどこまで議員歳費削減に身を削れるか、民主党政権の支持率にも大きく反映することになる。
(編集担当:福角忠夫)