村田製作所<6981>は31日、2010年度第3四半期業績を発表した。売上高は1576億円と前年同期に比べ12.6%増加、営業利益は189億円で67.5%と大きく増加した。また経常利益は199億円、純利益も127億円と、前年同期に比べて、いずれも大幅な増益となった。
今期の増益増収は、世界の電子機器市場の好調さを背景に、携帯電話端末台数の増加に加え、部品搭載点数の多いスマートフォンの急速拡大に伴う部品需要の大幅な伸び、そしてノートPCなど搭載点数の多い電子機器の普及やタブレットPCなどの新しい無線端末の登場に伴う部品需要の堅調さが要因として挙げられる。
尚、2011年3月期の連結営業利益(米国会計基準)予想に関しては、前年比の3倍となる820億円に上方修正している。
(編集担当:加藤隆文)