日モンゴル 安全保障・経済などで連携強化

2013年04月01日 11:03

 外務省は1日までに安倍晋三総理のモンゴル訪問での概要を発表した。3月30日、31日の日程で訪問し、アルタンホヤグ首相、エルベグドルジ大統領らと会談した。アルタンホヤグ首相との会談では政治・安全保障、経済、人的交流・文化交流の3つの分野での協力を強化していくことで一致したとしている。

 また、安倍総理が政治・安全保障の分野での戦略的対話を強化したいとしてアルタンホヤグ首相に今年中の訪日を招請したのに対し、謝意が示され、両国で同首相訪日に向けた中期行動計画を策定するため調整していくことになったとしている。

 経済分野では地域パートナーとして、モンゴルとの経済関係を促進するため、投資環境の整備、持続可能な経済発展への協力を柱にした提案をし、賛同を得たとした。また、経済連携協定交渉の早期妥結にむけて精力的に交渉を進めていくことでも一致した。

 このほか、タバントルゴイ炭田開発計画について同首相から「長期かつ安定的に日本に石炭を供給できるようにしたいとの意向が表明された」とした。(編集担当:森高龍二)