NEC<6701>はこのたび、ノンバンク業界での実績とクラウドサービス提供ノウハウを組み合わせ、信販クレジットカード総合サービス「マルチファンクション・クレジット・サービス(MCS)」の提供を開始した。
昨今のクレジット環境は、貸金業法改正、割販法改正等に伴い、信用与信枠の減少と貸出金利の低下により収益性が低くなりつつある。一方で、ポイントサービスの拡充、電子商取引(EC)によるインターネット環境への対応やIC・電子マネー等の新しい技術への対応、それらに伴う取引量の拡大により、システムの投資は年々増加傾向にあり、TCO削減が経営課題となっている。
同サービスは、クレジットカードの総合サービス機能を豊富に備え、導入企業が求める業務機能を「短期間」に導入可能であり「低価格」で利用できるもの。また、「拡張性・利便性」の高いサービスで取引量の拡大、サービス・機能の拡張や法改正にも迅速に対応しており、「セキュリティ」面においても安心して利用できる。
現状クレジットカード業務を行われている企業に関しては、SaaS型での導入により運用・保守に関わるTCOを削減しながら、データ移行のみで新サービスへの移行・切替えを短期間に実現。また、機能毎に部分的なサービス導入も可能だ。また、新たにクレジット業務を開始する企業に関しては、従来のような個別のシステム開発や機器導入を伴わず導入費用を抑え、短期間で低価格な本サービスを導入することにより新事業のスモールスタートを実現する。
(編集担当:宮園奈美)