ゆとり世代の就業意識 前向き姿勢強まる

2010年08月04日 11:00

 ことし3月に22歳を迎えた、いわゆる「ゆとり世代」の男女488人に就業意識調査を行った結果、「仕事を通して、お金以外のものも得られると思う」(74.0%)は2年前の意識調査(73.8%)とあまり変化なかったものの、「ひとつの仕事を長く続けたい」(55.5%、前回比8%増)「仕事を通して自分の目標や夢を実現させたい」(47.1%、前回比7.3%増)「仕事は嫌になったら辞めてもいいと思う」(37.7%、前回比7.6%減)など、仕事に対し前向きな姿勢が強くなっていることが分かった。

 一方で、「できれば働きたくない」という回答も38,1%と前回より25.8%も増加するなど、それぞれの就業意識に格差が生じつつあることも伺えた。

 これはインテリジェンスが北海道、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)、東海(愛知)、関西(大阪、京都、兵庫、滋賀)、九州(福岡)に在住し、1年以内に非正規雇用に就業した22歳の男女を対象に、今年3月に実施したもので、2008年3月に行った前回調査(688人から有効回答)と傾向を比較した。
(編集担当:福角忠夫)