今回のニュースのポイント
・2,188.94円安の衝撃:前場終値は5万4,090.11円。昨日の下げ幅を上回る「売りが売りを呼ぶ」パニック相場に突入。
・2日間で4,000円消失:昨日の1,800円安と合わせ、わずか2営業日で指数の約7%が吹き飛ぶ歴史的異常事態です。
・157円台後半の「壊れた円安」:米金利急騰による円安が日本株の支援材料にならず、逆に資本流出のトリガーとなっています。
2026年3月4日前場の東京株式市場は、日本の証券史に刻まれる歴史的な暴落となりました。日経平均株価の終値は前日比2,188.94円安の5万4,090.11円。昨日の1,800円安をさらに上回る凄まじい売り浴びせにより、2日間での下落幅は約4,000円に達しました。
この「連鎖暴落」の引き金は、米国のインフレ再燃に伴う米10年債利回りの急騰と、それを受けた1ドル=157円台後半への極端な円安進行です。市場では、原油高と円安のダブルパンチが日本経済をスタグフレーション(不況下の物価上昇)へ突き落とすとの懸念が爆発しました。これまで日本株を買い支えてきた外国人投資家が一斉にリスクオフへ舵を切り、半導体関連など主力銘柄を問答無用で投げ売る「キャピタル・フライト(資本逃避)」の様相を呈しています。
実務的な視点では、信用取引の維持率が急速に悪化し、追い証回避のための「強制決済」がさらに下げを加速させる悪循環に入っています。5万4,000円という節目の防衛ラインが機能していない現在、投資家は「落ちてくるナイフ」を掴むような安易な押し目買いを避け、まずはボラティリティの沈静化を待つべき局面です。(編集担当:エコノミックニュース編集部)













