沖縄・普天間米軍基地移設問題で、菅直人総理は2日開かれた衆議院予算委員会で、石破茂自民党政調会長の質問に答え「(普天間移設問題は、総理に就任した時からも)最も重要な課題であり、最も難しい課題」として「かなりの時間、直接にいろいろな状況把握に努めてきた」と語るとともに、今後についても「いろいろな機会をつくり、より効果的なら、何度と決めることなく、足を(沖縄に)運ぶ用意はある」と5月28日の日米合意を実現するため、自ら地元の理解と協力の取り付けに足を運ぶ姿勢を示した。
また、菅総理は「オバマ米大統領には(日米合意については)しっかり、それを踏まえて行動する。同時に沖縄の負担軽減に協力頂きたいと伝えた。オバマ大統領からは、それについては協力する、との話を頂いている」とし、この問題について「あらゆる方面からしっかり取り組んでいきたい」と語った。
石破議員は菅総理が稲嶺進名護市長と早急に会い、理解を求めるよう提案、要請した。稲嶺名護市長は、普天間飛行場の移設で、辺野古の海にも陸にも新しい基地はつくらせないと今年1月の市長選で訴えて、当選。2月8日市長に就任している。
(編集担当:福角忠夫)