ヤマハ発動機、ATVシリーズを一部変更して発売

2010年06月14日 11:00

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ヤマハ発動機は、グラフィックとカラーリングの一部を変更したATV(All-Terrain Vehicle=四輪バギー車)シリーズの2011年モデルを7月1日より発売する。(写真は、GRIZZLY700FI)

 ヤマハ発動機 <7272> は、ATV(All-Terrain Vehicle=四輪バギー車)シリーズ全7モデルのうち、6モデルについてグラフィックとカラーリングの一部を変更し、2011年モデルとして7月1日より発売すると発表した。

 ATVは、専用の低圧バルーンタイヤを装着し、砂地、草地、不整地など陸上のさまざまなフィールドを走破する性能を備えている。その用途は幅広く、移動や運搬などの業務車両としてはもちろん、アウトドアレジャーやスポーツシーンに至るまで、さまざまな形で利用されている。

 同社のATVシリーズは、業務やレジャーで幅広く活躍するユーティリティタイプの「GRIZZLY(グリズリー)700FI」「GRIZZLY550FI」「GRIZZLY125」と、スポーツライディングを主な目的としたスポーツタイプ「YFZ450R」「YFM350R」「YFM250R」「YFM90R」をラインナップしており、今回は、「YFM90R」を除く、2タイプ6モデルが一部変更を加え、新たに発売される事となった。

 1990年代には、米国市場が牽引し、急速な成長を遂げてきたATV市場だが、最近では世界経済の長期停滞の影響もあり、北米地域での販売数も伸び悩んでいる。同社では、今回の2011年モデル発売をきっかけに、国内での潜在的需要の掘り起こしを図り、年間では300台の販売を計画している。
(編集担当:北尾準)