高嶋民主参議院幹事長 菅内閣は参院選勝利内閣

2010年06月09日 11:00

 高嶋良充民主党参議院幹事長は今夏の参議院選挙での議席獲得目標について「最低60議席を実現したい。最低の勝敗ラインだ」との考えを8日午後の記者会見で語った。

 高嶋民主党参議院幹事長は菅内閣を参議院選挙勝利のための「選挙勝利内閣」と位置づけ、組閣の顔ぶれについても「清新な新しい閣僚を選んで頂いた。参議院議員側にとって大歓迎」と語った。

 また、安定政権を築くため、参議院での単独過半数が初期の目標だった。そのため、2人区に2人を立てる選挙戦略を立ててきた、とし、政治とカネの問題、米軍普天間飛行場の移設問題で内閣支持率がどんどん落ちた。起死回生を図るため、鳩山総理(民主党代表)、小沢(民主党)幹事長が辞任されたわけであり、できれば前回(2009年)を上回る議席を確保したい。少々のことではビクともしない参議院の態勢を確立したい。そうすることが、ふたりの辞任に報いることにもなる、と語った。

 さらに、2人区に2人立てることによる共倒れへの懸念の声には「今選挙しても、共倒れになるところはひとつもない」と強気の発言を行った。高嶋氏は「物心両面にわたって応援する積極的な姿勢が大切だ」として共倒れを懸念している姿勢を消極的姿勢と候補者を1人に調整しようとする動きをけん制した。
(編集担当:福角忠夫)