ワーク・ライフ・バランスで新企画

2010年03月26日 11:00

 「職場だけの顔ではなくて、こどもを抱えて、あるいは私生活を抱えてみんな生きているのだということが職場の中にも見える職場環境づくりがワーク・ライフ・バランスにつながる」として、内閣府職員や消費者庁職員のこどもたちが保護者とともに、家族の働く内閣府の職場を訪問する「内閣府こども職場訪問」が今月30日に催される。ワーク・ライフ・バランスでの視点で企画されたもので、内閣府職員らのこどもたちが家族の職場を訪問する企画は初めて。

 ワーク・ライフ・バランスの推進を担当している福島みずほ消費者・少子化対策担当大臣は「職場にこどもたちが来ると、上司やいろいろな人が、『ああ、こんなこどもを抱えて仕事をしているのだ』ということがわかるので、ワーク・ライフ・バランスの観点からもよいのではないか」と感想を述べた。

 また、同大臣は「家族などないふりをして働かざるを得ないような働き方を、ついつい私たちはさせられたり、したりしているわけですが、その人の背後に、私生活やこどもがいて働いているということがわかる。そうすると、職場の中で、こどもが熱を出した、帰りたいというときに、『ああ、こんな顔のこどもがいた』というように、職場だけの顔ではなく、こどもを抱えて生きているのだということが職場の中にも見える、これはよいことだと思います」と今回の企画を意義付けた。

 当日は4歳以上のこどもたち約60人とその保護者らが内閣府で働く家族の姿を見に訪れるという。
(編集担当:福角忠夫)