食品の期限表示には現在、賞味期限や消費期限などの表示がなされているが、期限の表示ラベルの貼りかえ事件の発生や事業者によって賞味期限の設定起算点が異なるなどの問題から、期限表示に対する消費者の信頼が揺らいでいる。
このため、消費者庁は期限表示の取扱について、運用の改善や効果的な周知方法を検討中で、4月23日まで、「期限表示」に関する改善案とその理由を国民から公募することとなった。メール宛先は i.kigen@caa.go.jp 意見は600字以内で。
ちなみに「消費期限」は開封前の状態で定められた方法により保存すれば食品衛生上の問題が生じないと認められる期限のこと。 「賞味期限」は開封前の状態で定められた方法により保存すれば、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限のこと。賞味期限を超えた場合であっても品質が保持されていることがある。
(編集担当:福角やすえ)