コカ・コーラからソーラーパネルが付いた自動販売機が登場

2010年03月18日 11:00

 コカ・コーラは地球環境に優しい「ecoる/ソーラー」自動販売機を開発し、3月より順次設置を開始する。

 「Live Positively ‐世界をプラスにまわそう‐」を世界共通の事業指針として掲げるコカ・コーラシステムでは、これまで様々な取り組みを実施してきた。日本国内の自動販売機チャネルでは、冷媒のノンフロン化や国内ナンバーワン省エネ性能を持つ次世代自動販売機の開発、ノンフロン・ヒートポンプ機能を搭載した「ecoる自動販売機」の設置拡大など、環境に配慮した開発に重点を置いている。

 今回新たに設置を行う「ecoる/ソーラー」自動販売機とは、本体上部にソーラーパネルを設置することで、夜間照明の消費電力を全く使わず稼動させることが可能となった自動販売機。1日3.3時間のソーラー充電により、バッテリーを満受電できる。さらにディスプレイ部分にはLED照明を使用し、従来の「ecoる自動販売機」と同様にヒートポンプ機能を搭載、ノンフロン冷媒や最新の真空断熱材を使うなど省エネへ考慮している。また、人感センサーを導入することで、さらに高い省エネ効果を実現した。

 同社は「ecoる/ソーラー」を2010年中に全国で1,500台の設置を目指し、活動を続けている。加えて今後は、利用者へ環境問題を訴求することを視野に入れた自動販売機の開発を続けていく構えだ。