三洋電機、遠隔監視で新たなエネルギー計測サービス開始

2010年02月12日 11:00

 三洋電機 <6764> は、2010年4月より施行される改正省エネ法に対応し、オフィスや店舗、厨房などの施設で使用している機器の詳しい電力使用状況を遠隔で計測するエネルギー計測サービスを、今年の3月より「遠隔監視センターERMOS(エレモス)」にて開始する。

 「遠隔監視センターERMOS(エレモス)」では、これまでショーケースや業務用冷凍冷蔵庫などの冷設・厨房機器や空調機器の運転状況の遠隔監視、または店内各部の温度・湿度の計測・監視サービスを提供してきた。今回新たに開始するエネルギー計測サービスでは、オフィスや店舗、厨房の電力使用量を詳細に計測し、そのデータがERMOSに蓄積、保管される。サービス契約者は、WEB会員ページより、時間別・日別・月別の電力使用量や、照明、空調、ショーケースなど系統別の電力使用量をグラフで確認することができる。このようにエネルギーを「見える化」にすることによって、エネルギーの無駄な使用を見つけることができ、省エネ対策を講じることが可能になるというわけだ。

 同社は、今後も、これまで長年培ってきた省エネシステム技術や遠隔監視事業の実績を活かし、低酸素社会の実現に向け、機器の更なる省エネ化とその省エネ機器を連携制御するエネルギーマネジメントシステムを高度化し、エネルギーの最適活用によるCO2排出量削減に貢献していくとしている。
(編集担当:中里恵)