三洋電機 <6764> は5日、省エネ・節水を追求したキューブアイス(セル方式)製氷機の新商品(バーチカルタイプ7機種、アンダーカウンタータイプ3機種)を2010年3月より順次発売すると発表した。
新型キューブアイス製氷機は、貯水タンク形状の見直しや、製氷時の効率的な水の使用により、前作の2000年モデルに比べ、1kgの氷を作るために必要な消費水量を最大で約69%削減。さらにランニングコストも最大で約35%削減することが可能となっている。
2010年4月の改正省エネ法施行により、大規模な工場などの事業場単位でのエネルギー管理から、改正後は事業者単位でのエネルギー管理が義務付けられる。レストラン、ファーストフードなどの外食産業、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、小売店などの流通小売業もエネルギー管理対象になるため、製氷機をはじめとする厨房機器やショーケースなどの店舗機器の省エネ化がより一層求まれてくることが予想される。
同社では、業界トップクラスの節水と省エネを実現する新型キューブアイス製氷機を提供し、エネルギーの最適活用と厨房機器・店舗機器の省エネ化を推進していくことで、低炭素社会の実現に貢献していきたいとしている。
(編集担当:北尾準)