ニコン、現地法人設立で急成長するメキシコ市場への体制を強化

2009年10月19日 11:00

 ニコン <7731> は15日、メキシコにおけるデジタルカメラをはじめとする映像事業の販売強化とアフターサービスの充実を図るため、販売会社である「Nikon Mexico S.A. de C.V.」を設立、9月下旬 より営業を開始すると発表した。

 メキシコは、現在、世界的な経済危機の影響は受けているものの、ここ数年で見ると著しい経済成長を遂げており、今後も成長の継続が見込まれる注目市場である。家電や携帯電話をはじめ、パソコン、インターネットの普及率も大きく上昇しており、デジタルカメラの市場もそう遠くない時期に急拡大することが見込まれている。

 同社は今まで米国の現地法人であるNikon Inc.がメキシコ代理店と取引契約を結びメキシコ市場に対する販売・サービス活動を行ってきたが、今後も急成長が期待できる同市場にて本格的な事業展開を図るため、このたび販売会社を設立することを決定した。

 現地法人の設立を機に同社は、メキシコ市場への取り組みを強化し、マーケティングから販売、カスタマーサポート、アフターサービスに至るまで一貫した体制を構築。さらに戦略的なマーケティング活動と効果的な広告投資により、現地での販売拡大とニコンブランドの価値向上に努めていきたいとしている。
(編集担当:北尾準)