ノエビア、L-シトルリンに紫外線によるダメージを防ぐ効果発見

2009年09月29日 11:00

 ノエビア <4916> は、奈良先端科学技術大学院大学、及び同大学発のベンチャーである(株)植物ハイテック研究所と共同で、カラハリスイカエキスの開発に取り組み、エキス及びエキスに含まれるアミノ酸の一種「L-シトルリン」に、紫外線による肌のダメージを防ぐ効果があることを見出した。この研究成果は、2009年9月29日~30日に京都府立大学で行われる「第3回日本アミノ酸学会」にて発表される予定となっている。

 抗酸化素材として知られている「L-シトルリン」は、欧米ではサプリメントなどに利用されており、また最近、日本国内においても機能性アミノ酸として注目されているが、肌における有効性はほとんど知られていなかった。そこで今回、ノエビアは、「L-シトルリン」が紫外線による肌のダメージを防ぐ効果があるかを見出すために研究調査を実施した。

 その結果、皮膚の表皮角化細胞において、「L-シトルリン」に紫外線による炎症性物質の産生を抑える効果があることを見出した。また、皮膚の真皮線維芽細胞において、「L-シトルリン」に紫外線によるコラーゲン分解酵素の産生を抑える効果があることも判明した。

 自然派化粧品のパイオニアとして、創業以来、独自のビューティサイエンス理論を展開してきたノエビアは、これら産学連携による成果を、今後のスキンケア化粧品の開発に応用し、商品化へと繋げていく考えだ。
(編集担当:北尾準)