田中法相 体調不良を理由に辞任

2012年10月24日 11:00

 外人経営の事業所からの献金問題や公務を理由に参議院決算委員会を欠席するなど野党から批判が相次いだ田中慶秋法務大臣が23日、辞表を提出。受理された。29日召集の臨時国会までに辞任することになるとの予測通り、国会答弁を一度もすることなく、席を辞す結果になった。野田総理は後任を急ぐ考えだ。

 大臣辞任の理由は「体調不良のため」としており、藤村修官房長官は同日の記者会見で「体調ということでご本人が判断されたわけで、それを持って、何か(総理に)任命責任ということにはつながらない」とした。

 自民党の山本一太参議院議員は民主政権誕生以来、相次ぐ閣僚の辞任などの状況をふまえ「日本の政治史においても閣僚の価値がこれほど下がったことはないと思う」と政治状況を嘆いていた。(編集担当:森高龍二)