エーザイは、米国カリフォルニア州のトーリーパインズ・セラピューティクス社と、2002年から両社で研究していた遅発性アルツハイマー病の関連遺伝子探索研究契約が完了し、研究で得られた全てのデータおよび研究資産をトーリーパインズ・セラピューティクス社から購入する契約を結んだ。
今回の購入契約は、2002年10月から2005年9月までの期間に実施されたアルツハイマー病の発症に関与する候補遺伝子の探索研究と2005年10月から2008年9月までに実施された候補遺伝子の研究ならびにアルツハイマー病発症関連遺伝子の全体像を明らかにする網羅的な探索により得られた全てのデータと研究資産。
同社は「有用な研究資産を引き継ぎ、遺伝子レベルの情報に基づいた次世代アルツハイマー病治療剤の創出を目指して研究を進めていく」と話している。