日産自動車とクライスラーLLCはOEM供給に関して新たな契約に合意、両社の関係を一層強めることとなった。
日産は今年1月、クライスラーが南米市場で販売する日産ヴァーサ セダンをベースとした新型モデルを2009年からクライスラーにOEM供給することで合意しており、クライスラーの新型低燃費小型車を生産する。小型車は日産の追浜工場(神奈川県横須賀市)で生産され、北米、欧州、およびその他グローバル市場で2010年に投入される予定。
一方、クライスラーは日産向けにフルサイズピックアップトラックを生産する。このトラックはクライスラーのサルティヨ工場(メキシコ)で生産される。日産向けの生産に対応するため、クライスラーでは現在同工場で生産している自社ブランド車の生産を米国のピックアップトラック生産工場に移管する予定。日産のピックアップトラックの販売は2011年から北米で開始される。