ローソン(本社・東京都品川区)が地球温暖化の主原因になっているCO2の排出削減へ自主行動目標を設定。1店舗あたりのCO2 排出量を2012年までに2006年対比で10%削減することを目標に決めた。「総量で年間約6万トンの削減に相当する」という。
ローソンでは京都議定書目標達成に向けたコンビニエンスストア業界の自主行動計画の基準(1990年対比原単位、延べ床面積×営業時間)で換 算すると、30%の削減になるとしている。
目標達成のため、冷凍用室外機、冷蔵用室外機、空調用室外機を一つにまとめる省エネパックを新規オープン店に導入するほか、既存店においては温度センサーで店内温度を測定し、冷凍機、空調機、防露ヒーターのガス圧を店内負荷に合わせて自動制御する「エコパック」を導入する。
さらに、窓側の蛍光灯に太陽光を感知して余分な照度を制御するセンサーを取り付け、消費電力を削減する。また、看板の照明に反射板を導入し、これによって明るさを確保することにより、蛍光灯を半数に削減することにしている。
このほか、店舗以外でのCO2削減策として、商品の配送車や社有車の燃費改善、森林整備活動などに取り組むとしている。