韓国政府が日本公船の竹島への派遣を懸念していることがわかった。韓国の有力紙・朝鮮日報が15日伝えたところによると「中国が尖閣諸島周辺海域に海洋監視船を派遣したように、日本が独島(竹島)に対し、同じ行動をとるのではないかと懸念する声が韓国では出ている」と報じた。
実効支配の関係では尖閣諸島を実効支配する日本、竹島を実効支配する韓国の関係が、日中、日韓関係で逆転している。尖閣での中国の立場が、竹島では日本の立場になっていることから、同様の行動を日本が取るのではと懸念しているという。
また、日本船舶が竹島周辺海域に向かった場合について「韓国政府は独島から半径12カイリの韓国領海に日本の船舶が進入できないよう警告を発し、その後は追い出し作戦を展開する」と報じ、「日本がこれに応じず、無謀な行動をとった場合には、威嚇射撃を行ったり、拿捕したりすることも可能」と伝えている。(編集担当:森高龍二)