尖閣登記完了 購入価格には政府に説明責任も

2012年09月13日 11:00

 藤村修官房長官は12日の記者会見で、尖閣諸島(魚釣島など3島)の所有権移転登記が完了したことを明らかにした。

 購入額は20億5000万円で、韓国の日刊紙・東亜日報が「日本政府が尖閣諸島(中国名・釣魚島)の3島を20億5000万円(約297億ウオン)で買い取ることで地権者と合意。地権者は24年前に3800万円(5億5100万ウオン)で購入した3島を54倍の値段で売ることになった」と報じた通りの売買になった。

 購入額が妥当だったのか。藤村官房長官は妥当性を強調する。一方で、初めに価格ありきで交渉が進んでのではとの声もあり、今後、政府として購入価格の妥当性を国民にしっかり説明する責任が求められることになりそう。(編集担当:森高龍二)