全国の国公私立の幼稚園、小学校、中学校、高校、中等教育、特別支援の4万9892校のうち、4万1186校、全体の82.6%の学校が受動喫煙防止のために学校敷地内を全面禁煙にしていることが文部科学省の調べで分かった。6日発表した。平成17年に行った前回調査(45.4%)に比べ37.2ポイント増加していた。
これは4月1日現在でまとめたもので、対策を講じていない学校も前回の4.7%に比べ、今回は2.3%と2.4ポイント減少したものの、1155校と未だに1000校以上残っていることも分かった。
国公私立別では国立がすべての学校で対策が取られていたのに対し、公立では99.8%、私立では89.4%と特に私立での取り組みが一層求められる結果になっていた。
ただ、文部科学省では「対策を講じていないと回答した中には幼稚園などの場合、そもそも園内で喫煙する教職員がいないため対策を講じる必要がないので、対策を取っていないとの回答もあった」として「必ずしも学校の喫煙状況を反映しているものではない」としている。(編集担当:森高龍二)