採決促すため不信任も 田野瀬自民幹事長代行

2012年08月06日 11:00

 田野瀬良太郎自民党幹事長代行は5日のNHK日曜討論で、野田佳彦総理は熱意と覚悟と誠意を持って3党合意した消費税増税を含む社会保障と税の一体改革法案の成立に臨むべきで「法案と心中するくらいの覚悟でないと上手くいかない」と公債特例法案や衆議院の選挙制度を絡めて一体改革法案の採決を先送りする政府・民主に対し、早期採決を迫った。

 田野瀬自民党幹事長代行は国民の生活が第一や、みんなの党、社会民主、共産など野党7党が内閣不信任案の提出で一致したのとは別に「一体改革法案成立前でも自民独自に内閣不信任案を出すこともありうる」と語った。

 田野瀬自民党幹事長代行は「採決をずるずる延ばして、やる気があるのか。自民党内にも不信感が広がっている」として「内閣不信任案は採決を促すためのもの。野田総理はリーダーシップを発揮して、しっかりとこの局面を打開するほかない」と緊迫感を持って臨むことを求めた。また自民党としても3党合意の一体改革法案だけは何としても今国会で成立させる必要があるとの強い思いを滲ませた。(編集担当:森高龍二)