トップリーグ、サントリーがヤマハを下し1位通過を決める

2012年12月23日 16:55

102 ラグビー

ラグビートップリーグの第12節、サントリーサンゴリアス対ヤマハ発動機ジュビロ、白熱したスクラムを組む両チームFW

ラグビートップリーグの第12節、サントリーサンゴリアス対ヤマハ発動機ジュビロとの試合が13時より静岡県・ヤマハスタジアムで行われた。

前半13分、ヤマハの五郎丸選手がペナルティゴールを決め3対0と先制。24分にはサントリーのニコラス選手がペナルティゴールを決め3対3とする。28分に五郎丸選手がハーフウェイライン中央(50m)からのペナルティゴールのチャンスを外し、追加点のチャンスを逃す。サントリーはヤマハゴール前のスクラムから金井選手がトライ、ニコラス選手がゴールを決め3対10とする。ヤマハは38分にも五郎丸選手がペナルティゴールのチャンスを得るが失敗。しかし40分、徐選手がゲインし中園選手へパス、右隅にトライ、五郎丸選手の右隅からのゴールをも決まり10対10とし互角で前半を終了した。

後半、先制したのはサントリー。1分にスミス選手のカウンター攻撃から小野澤選手がトライ、ニコラス選手のゴールは外れ10対15とする。6分にもヤマハの反則から、すぐに仕掛けた佐々木選手がトライ、ニコラス選手のゴールが決まり10対22とリードを広げる。18分にもラインアウトからピシ選手が突破しトライ、ニコラス選手のゴールは外れ10対27に。ヤマハも25分、ラインアウトから連続攻撃し、ピウタウ選手からサウ選手へパスしトライ、五郎丸選手がゴールも決め17対27と10点差に詰め寄る。サントリーは29分に平選手がトライ、ニコラス選手のゴールは外れ17対32と差を広げる。36分にはヤマハが自陣から攻撃し、サウ選手がゲイン、田中選手のトライ、しかし五郎丸選手のゴールは外れるも22対32と再び10点差とする。サントリーは38分にヒューワット選手がペナルティゴールを決め22対35とするがヤマハも40分、今季、サントリーからヤマハに移籍した曽我部選手が相手ディフェンスを突破し、田中選手がヤマハとして4つ目のトライを奪い、五郎丸選手がゴールを決め29対35と追い上げるが、サントリーの勝利でノーサイドとなった。

サントリーの大久保監督は「ヤマハのホームゲームということで、準備に準備を重ねてきた。ヤマハファンの大声援とディフェンスによって非常にタフなゲームだったがその中で勝てたのは次につながると思う」と振り返った。また真壁キャプテンも「この試合はセットプレーがキーポイントだった。前半はヤマハが、後半はサントリーがとれた。特に後半の最初の時間はしっかり戦えたことが勝因となった」と語った。ヤマハの清宮監督は「前半は身体を張り、競ったゲームが出来た。後半の20分までのプレーはサントリーが素晴らしかった。1位チームとの差がこの時間帯に出たようだ。この時間帯にもっと身体を当てて戦わないといけない」と語り笠原キャプテンも「後半の試合への入り方に課題がある。点を取られた後の切り替えがうまくいかなかった」と言葉少なく語った。

今節の結果で、サントリーのリーグ1位通過、ヤマハは5~7位通過が決まった。トップリーグ最終節は新年1月6日。2チームの戦いに注目したい。(編集担当:宮園奈美)