総理と輿石幹事長 意思疎通できている 副総理

2012年06月04日 11:00

 岡田克也副総理はさきに問責決議を受けた前田武志国交相と田中直紀防衛相の交代を含む内閣改造に野田佳彦総理が動き始めたことについて「内閣改造は総理の専権事項で、それ以外の人間が発言すべきことでない」と3日のNHK日曜討論で司会者から内閣改造について聞かれてかわした。

 消費税増税法案に対する姿勢について、今国会での成立をめざすとする野田総理と消費税増税に反対する小沢一郎元民主党代表に近いとされる輿石東民主党幹事長との足並みがそろっているのか、政府・民主の足並みについて岡田副総理は「野田総理と輿石民主党幹事長との意思疎通はきちんとなされています」と述べた。

 野党からは「消費税増税法案の扱いで民主党は党の分裂を恐れて法案の採決を遅らせ、のびのびにしていくのではないか」との声も強く、谷垣禎一自民党総裁は「野田総理に衆議院での採決ぐらいやる覚悟はあるのか」と法案の扱いについておおよその採決時期を示して政府の覚悟を表すべきとしている。また、谷垣自民党総裁は「参議院での審議を考えれば、問責2閣僚の交代を直ちにすべき」とした。(編集担当:森高龍二)