自民党の大西英男衆院議員が「巫女のくせになんだ」などと女性を侮辱する発言をしたことについて記者団に受け止めを聞かれ、民主党の岡田克也代表は「コメントするのも政治家として恥ずかしい」と答えた。
岡田代表は「こうした発言で政治に対する信頼が失われていくとすれば非常に残念。自民党の中でしっかり対応していただきたい」と適切な対応を求めた。
大西議員は過去にも野党の女性議員が質問中に「早く結婚して子ども産まないと」とセクハラ野次を飛ばし、党内の勉強会で「マスコミを懲らしめるには広告収入をなくすことが一番」などとも発言し、党から厳重注意を受けていた。
自民党の谷垣禎一幹事長は25日の記者会見で「大西議員が何をおっしゃったのかというのは直接聞いておりませんのでよく分からないのですが、間接的にあるいは報道を通じて伺ったところによると、意味不明であって誠に不適切な発言だと思います。今、下村博文自民党総裁特別補佐・特命担当副幹事長に対応をしていただいているところであります」と語っていた。下村副幹事長は同日、大西議員を厳重注意した。(編集担当:森高龍二)