国交相陣頭指揮し訪日外人1000万人目指す

2013年01月29日 19:19

 国土交通省は年間の訪日外国人旅行者の1000万人達成に向けて同省に「観光立国推進本部」を設置した。

 太田昭宏国土交通大臣が陣頭指揮し「国土交通省全部局が一体となって施策を推進する」。

 太田国交大臣は設置にあたって「観光は経済や地域の活性化のみならず、人的交流を通じた関係各国との友好関係増進、東日本大震災からの復興を支える観点からも極めて重要だと思う」と設置の目的を語った。

 そのうえで「平成24年の訪日外国人旅行者数は約837万人になり、大震災前の平成22年水準にまで回復し、史上2番目となったが、本年は何としても1000万人の目標を是非とも達成したい」と強い意欲をみせた。

 観光庁は25年度予算に訪日外人3000万人プログラムを掲げ、個人旅行の促進や国際会議などの誘致をはじめとして、訪日ブランドの強化に努めるとともに、マーケティングの視点を踏まえた戦略拠点や地方拠点の整備など訪日外人の受け入れ環境の整備に努めることにしており、このプログラムに82億1000万円をあてた。(編集担当:森高龍二)