昨年中の病院倒産は3件と過去最少になったことが帝国データバンクの調べで分かった。企業再生支援機構や中小企業金融円滑化の効果が2011年以降顕著にでているとみている。
帝国データバンクによると2000年から2012年の医療機関の倒産件数は437件で、このうち病院の倒産が100件だった。
病院の倒産は2007年(18件)をピークに、2009年10月に発足した企業再生支援機構による支援や同じ年の12月に施行された中小企業金融円滑化法などの適用を受けて、経営建て直しに効果をみえ、2011年以降は大幅減少した。昨年倒産した3件の負債額は総額で44億4700万円で、前年に比べ件数で2件、額で半減した。(編集担当:森高龍二)