11年の国内サーバー市場4691億円 京が貢献

2012年03月08日 11:00

 2011年の国内サーバー市場がスーパーコンピュータ京の効果により、金額ベースで2001年以降初めて前年を上回る成長率になった。IT専門調査会社のIDC Japanが2011年の通年の国内サーバー市場動向をまとめた。

 それによると国内サーバー市場は4691億円と前年に比べ4.1%の増になり、出荷台数では62万台と前年比12.5%の増になった。

 ベンダーシェア(出荷額ベース)をみると、富士通が27.7%でトップ。次いでIBM(19.9%)、HP(16%)、NEC(15.4%)、日立製作所(9.2%)だった。

 同社では「富士通が独立行政法人理化学研究所向けに出荷した京が出荷額、出荷台数ともに大きく貢献した」ことをとりあげた。また同社サーバーリサーチマネージャーの林一彦氏は「国内サーバー市場は東日本大震災や円高、タイの洪水などマイナス要因が多くあったものの、スーパーコンピュータの世界記録1位を獲得した京が市場の成長に大きく貢献した」と京効果の大きさを示した。

 一方で「京を除くと2011年のサーバー市場全体は出荷額、出荷台数ともにマイナス成長になったが、x86サーバーは情報サービス向けの出荷が堅調で、出荷額は前年比1%増得た。携帯電話やスマートフォンの普及に伴い、インターネット関連業種のサーバー投資が目立っている」としている。(編集担当:福角忠夫)