自宅で気軽にできる地肌ケアとは

2012年02月13日 11:00

 近年、美容室などでヘッドスパメニューが積極的に提案され、地肌ケアの認知度が上がったことから、クレンジングや地肌ケア機能を持つ商品ニーズが急速に高まっている。富士経済の「機能性化粧品マーケティング要覧」でも、地肌ケア市場は2011年見込みとして314億円となっており、2008年に比べて約3倍に拡大しているという。

 そのような市場の流れの中、各企業が続々と「髪の悩みや不安に応える地肌と毛髪ケア」をテーマとした商品を開発している。

 山田養蜂場は同社の顧客アンケートでも「年齢による毛髪の悩みや不安を持っている」との回答が多いことに着目。加齢に伴う毛髪の悩みや不安を解消すべく、地肌の環境を整えハリとツヤのある髪へと導くヘアケア商品として、RJスキンケアシリーズから「RJ地肌ケアシャンプー」と「RJ地肌ケアコンディショナー」を今年1月から発売している。

 同製品は同社ならではのローヤルゼリーの有用性を活かしている点が特長。「RJ地肌ケアシャンプー」はやさしい泡が余分な汚れを落とし、ローヤルゼリーエキスや天然成分が地肌にうるおいを与え、やわらかく整える。また、「RJ地肌ケアコンディショナー」はローヤルゼリーエキスや天然オイルが髪と地肌の乾燥を防ぎ、うるおいを閉じ込めるという。

 また、資生堂からも長崎県五島列島産の椿の実から”一番搾り”のみを抽出、精製しているヘアケアブランド、TSUBAKIから、ヘッドスパ美容に欠かせないジンジャー・セージなど世界中から厳選した天然エッセンシャルオイルを配合した「HEAD SPAシリーズ」を発売、人気を得ている。さらにP&Gの子会社であるh&sからも、地肌を健やかな状態に保つ、高純度アクアミネラル「ヘッドスパ リフレッシュシリース」「ヘッドスパ モイスチャーシリーズ」が発売され、積極的なコマーシャル展開で認知度を高めている。

 人間は様々な生活環境の変化による疲労や精神的なストレスがあり、その結果、毛髪や肌に影響を及ぼすといわれている。美容室に足を運ばなくてもヘッドスパができる、そんなヘアケア製品への注目度は今後もますます高まると考えられる。