足立議員を片山代表が厳重注意 維新

2017年11月18日 06:25

 日本維新の会の足立康史衆院議員が15日開かれた衆院文部科学委員会で他党の議員を「犯罪者と思っている」などと発言した問題で、同党の片山虎之助共同代表が16日夕、記者会見し、足立議員を厳重注意するとともに、問題発言部分について議事録から削除することにも応じる考えを示した。

 足立議員は15日の委員会で「立憲民主党の福山哲郎幹事長、献金をもらっているんですよ。獣医師会から。希望の党の玉木雄一郎代表、献金をもらっているんですよ。仮に請託を受けてあっせんし、そういうことで国会質問していれば、あっせん利得罪、あるいはあっせん収賄罪。私は犯罪者だと思っていますけど、個人的には」などと発言した。また、自民党の石破茂元幹事長に対しても「犯罪者」と述べていた。

 これに対し、自民党、立憲民主党、希望の党が日本維新の会に抗議した。立憲民主党は足立氏の発言は度を越しているとして、懲罰動議も検討。懲罰動議は原則、事犯があった日から3日以内に提出することが国会法121条3項で決まっている。

 懲罰動議が出されれば衆議院で決を採り、懲罰委員会に付す。懲罰には除名、一定期間の登院停止、公開議場での陳謝、公開議場での戒告がある。(編集担当:森高龍二)