河井案里参院議員の昨年夏の参院選挙で、公職選挙法違反(買収)容疑で起訴されている案里秘書の立道浩被告の初公判が今月20日、広島地裁で開かれることが決まった。検察は立道被告を「組織的選挙運動管理者」として連座制による杏里議員失職を視野に「百日裁判」を申し立てていた。100日以内の判決へ6月30日までに公判が7回予定されている。
参院選を巡っては案里議員の夫で前法務大臣の河井克行衆院議員の秘書も公選法違反(買収)で起訴されている。しかも今月7日、広島県安芸太田町の小坂真治町長が克行氏から現金20万円を受け取ったとして辞職した。小坂氏は昨年7月の参院選直前の4月に克行氏から封筒を渡され受け取った、現金を受けとったのは安易で反省している」とマスコミ取材に答えた。
案里議員は自民党離党もしなければ、議員辞職もしていない。一方、国会議員としての仕事をしているかというと、体調不良を理由にしていない。さきの国会中も欠席を続けたが、今国会も「体調不良」を理由に欠席を続ける。
世論はじめ国会議員の間からも、国会議員としての説明責任を果たせないなら議員としての資格はない。辞職すべきとの声が強まっている。(編集担当:森高龍二)