横浜市長選挙 立憲推薦・山中氏が大勝

2021年08月24日 06:15

 菅義偉総理が直接支持表明し、一躍注目選挙となった横浜市長選挙が22日、投開票され、立憲民主党が推薦した元横浜市立大学教授の山中竹春氏(48)が初当選。山中氏は投票締め切りと同時に「当確」が出る勝利となった。菅総理の下で総選挙を戦えないと不安視する声がこれまで以上に大きくなりそうだ。

 市長選挙には8人が立候補。IR誘致への賛否とともに、新型コロナウイルス感染症対策のありようが大きく問われる選挙になった。選挙には菅総理が支持・支援した小此木八郎元国家公安委員長(56)のほか、現職の林文子氏(75)、元長野県知事の田中康夫氏(65)、前神奈川県知事の松沢成文氏(63)らが立候補。

山中氏は2位の小此木氏(32万5947票)に18万票差をつける50万6392票を得て、大勝した。IRに関して山中氏は「誘致しない宣言を早期に行う」と公約実現へ一歩を語った。

 選挙では現職の林氏が19万6926票、田中氏が19万4713票、松沢氏が16万2206票。このほか、福田峰之氏(57)は6万2455票、太田正孝氏(75)は3万9802票、坪倉良和氏(70)は1万9113票。いずれも無所属。投票率は49.05%と2017年より11.84ポイントアップした。(編集担当:森高龍二)