参議院補欠選挙(山口選挙区、静岡選挙区)が24日、投開票され、与野党が「1勝1敗」の結果になった。
山口は届出順に前職で自民党の北村経夫氏(66歳)、新人で日本共産党の河井喜代氏(61歳)、新人でNHK裁判党のへずまりゅう氏(30歳)が立候補した。
北村氏は30万7894票と河井氏(9万2532票)、へずま氏(6809票)に大差をつけて当選した。投票率は36・54%だった。
静岡は届出順にいずれも新人で、公明党から推薦を受けた自民党の若林洋平候補(49歳)と無所属で立憲民主党と国民民主党が推薦する山崎真之輔候補(40歳)、日本共産党の鈴木千佳候補(50歳)の3人が議席を競った。
山崎氏は65万789票を得て、若林氏(60万2780票)に4万8009票差をつけて当選。鈴木氏は11万6554票だった。
結果に自民党の岸田文雄総裁(総理)は「衆院選へ気を引き締めて臨む」と述べ、遠藤利明選対委員長は「結果をしっかり捉える。(衆議院選挙)総裁を中心に一致団結して戦い抜く」と衆院選終盤戦へ一層気を引き締めた。
立憲民主党の平野博文選対委員長は「政策をしっかりと訴え、現政権に代わる選択肢があることを国民の皆様にご理解いただけるよう、最後の1週間、全力で戦いぬきます」と一層、政権選択選挙の衆院選での支持呼びかけに全力を尽くす姿勢を示した。(編集担当:森高龍二)