ガーシー氏に全国民の代表の自覚なかったと田名部氏

2023年03月16日 06:59

 立憲民主党の田名部匡代参院幹事長は政治家女子48党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員=比例代表=が15日、議員資格を失う「除名」の懲罰が15日の参院本会議で可決し、参院議長から除名宣告されたことについて「全国民の代表であるという自覚がまったくなかったと言わざるを得ません」と語った。

田名部氏は「ガーシー氏は有権者からの支持を得て国会議員としての身分をいただいたわけで、さまざま訴えてきた新たな風を吹き込むということが議員活動として行われ、政治を少しでも変えていくことができる立場になったにも関わらず、一切登院しないということは憲法に定められている通り、全国民の代表であるという自覚がまったくなかったと言わざるを得ません」と述べた。

 そして「これまで非常に慎重に丁寧な議論を重ねてきたし、できるなら、しっかりと職責を果たして有権者の想いに応えて欲しいと願って、前回、陳謝という懲罰にしたわけですが、今回応えていただけなかったということは本当に残念」との受け止めを述べた。国会議員の除名は1951年以来、72年ぶり。現憲法下では3人目。(編集担当:森高龍二)