岸田文雄総理は24日、マイナンバーの総点検について加藤勝信厚労大臣、河野太郎デジタル担当大臣から現状報告を受けたとして、マイナ保険証について「一部の方の資格情報がシステムに登録されていないという課題に関して、提出された情報と住民基本台帳の情報が一致しないケースなどにより、システムへのデータ登録が保険加入から2か月を越えて完了していない方が被用者保険全体で約0.8パーセントに当たる約64万人いたとの報告があった」と語った。
岸田総理は「加藤大臣に未登録者に向けてデータが未登録となっていることを知らせるとともに、総点検と併せて11月末をめどとして登録作業を完了するよう指示した」とした。
一方、総点検に関しては「25日に自治体に対し、デジタル庁から点検マニュアルを自治体向けに発出し、自治体の個別データの点検を開始するとの報告を受けた。河野大臣に対し、全体の作業スケジュールを自治体、国民と共有し、進捗状況が国民に見える形で点検を進めるとともに、点検を実施する自治体にしっかり支援していくよう指示した」とした。(編集担当:森高龍二)