緊張感ある政治状況を参院でも 野田氏訴え

2025年03月26日 07:08

 立憲民主党の野田佳彦代表は今夏の参院選を踏まえて遊説先での街頭演説で「緊張感のある政治状況を作っていけば、届かなかった皆さんの声が届く」と呼びかけた。

 野田氏は先の衆院選で与野党の勢力図が逆転し、少数与党の状況をつくれたことで「昨年の臨時国会、政府提出の補正予算のうち能登の復旧・復興のために使うために1000億円を修正することができた」と強調。

 野田氏は「こうした修正は28年ぶりの出来事」とアピール。そのうえで「ガソリンの暫定税率というもの。国土の均衡ある発展のために『当分の間』ということで始めたものが、50年も続いたこと自体おかしい」と投げかけ「こうしたものをどんどん見直していく政治を実現させなければならない」と訴えた。

 野田氏は「衆院では少数与党に追い込んだが、参院でも同じ状況を作り出していこう。緊張感のある政治状況を作っていけばこれまで届かなかった皆さんの声が届くようになる」と参院でも緊張感のある勢力図に塗り替えれば『庶民』の声を政治に反映させることができるとした。(編集担当:森高龍二)