世界の真ん中で咲き誇る日本外交取り戻す意味は

2025年10月23日 10:51

画・日米FTA、米国は強い意欲。日本はTPP11優先て_交渉優位の戦略か

「世界の中で、真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す」との意味合いが具体的にどのようなことを表しているのか、24日で調整中の国会での所信表明演説で国民に分かりやすく説明することが求められている

 高市早苗総理は目白押しに外交日程について22日「まずはASEAN、そしてトランプ米大統領の来日も予定されている。またAPECもある。それらの外交日程一つ一つ、これは日本にとって非常に重要なもの」とし「世界の中で、真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻すため、様々な方々、特に首脳の皆様との親交も深め、信頼関係もつくり、日本が何をやりたい国なのか、しっかり発信してまいりたい」と強調した。

 「世界の中で、真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す」との意味合いが具体的にどのようなことを表しているのか、24日で調整中の国会での所信表明演説で国民に分かりやすく説明することが求められている。

 高市総理はトランプ大統領との会談時には21日の会見で「日米同盟は我が国の外交・安全保障の基軸」とし「我が国は米国にとっても対中戦略であったり、インド太平洋戦略であったり、そういったことの不可欠なパートナーと考える」との認識を示し「首脳同士の信頼関係をまず深めたい。自由で開かれたインド太平洋(FOIP)に関しても非常に重要ということも訴えてまいりたい」と話していた。

 APECについては「重要な地域枠組み」とし「首脳会議があるので、ルールに基づく自由で公正な経済秩序の維持・強化の重要性をしっかり訴えていく」と話していた。また「時間をかけて信頼関係をつくって、どんどん提案し、存在感を発揮していく」とした。

 韓国との関係について高市総理は「日本にとって重要な隣国。国際社会の様々な課題に対応するためにも必要なパートナー」と記者団の問いに答えた。そのうえで「日韓関係の重要性は一層増していると考えている。日韓関係を未来志向で安定的に発展させたい」とした。(編集担当:森高龍二)