ベルギービールウィークエンド東京が開催

2011年09月12日 11:00

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「ベルギービールウィークエンド東京2011」と「ベルギービール」について、熱くその想いを語る小西酒造社長・小西新太郎氏。

 昨年、大好評のうちに幕を閉じた「ベルギービールウィークエンド東京」が今年もやってきた。

 世界で最も美しい広場と言われるグラン・プラス。ベルギーの首都ブリュッセルに位置するその世界遺産で、毎年9月の第1週末に開催されるベルギー最大のビールの祭典である”ベルギービールウィークエンド”の雰囲気を日本でも体験できるイベントが「ベルギービールウィークエンド東京」だ。海外で初の開催となった昨年は、会場の六本木ヒルズ・アリーナに、3日間で約1万5000人を動員した。盛況だった昨年の開催を受け、今年は既に大阪でも6月に実現、こちらも人気を集めた。その勢いを東京・六本木ヒルズにもそのまま持ち込み、「ベルギービールウィークエンド東京2011」は昨日より開催されている。今年は1日多い、4日間の開催となり、昨年以上に大盛況が予想されている。

 そもそもこのイベントはベルギービールを広く知ってもらうために、ベルギービール正規輸入会社4社を中心にそれぞれが取り扱う銘柄を持ち寄り、多彩な味を楽しんでもらうことを目的としている。その多彩な味がベルギービール最大の特徴でもあるのだが、何と言っても会場内では昨年の45種類よりも多い62種類の銘柄を楽しめることが評判となっている。その銘柄をピルスナーやフルーツ・ホワイト・トラピストなど10のタイプにグルーピングし、それぞれをイメージしやすいカラーで、分かりやすく楽しめる工夫を行っている。

 さらに、このイベントでは本場さながらに、マイグラス(会場内で購入)を片手に、自分の飲みたいベルギービールを物色し、飲んではグラスリンサー(水圧のみでグラスをすすぐエコな機械)で洗い、お代わりする。また、コイン制による遊び心を取り入れた販売システムを導入したり、「美食の国」ベルギーの味を堪能できるフードコーナーに豊富な料理を用意したりと、グラン・プラスの雰囲気をそのまま味わえる設定に、訪れた人達の評価も高い。他にも日替わりで、本場の人気アーチストによるライヴステージを見る事もできる。

 「ベルギービールウィークエンド東京2011」の実行委員長であり、このイベントを日本に持ってくるきっかけを作った小西酒造の小西新太郎社長は「ベルギービールウィークエンドを初めて開催した昨年は予想以上の反響で、これをきっかけにベルギービールを取り扱う店舗が全国にかなり増えた。大阪でも好評だったことを考えると、今年は更に認知度も増すと予想している。多様性を楽しめるベルギービールは料理と一緒に楽しむこともできるので、女性にも好まれるし、新たな層を開拓できるチャンスと捉えている。このようなスペシャルビールというカテゴリーが、日本の市場において成功と言える5%のシェアを4から5年以内には獲得したいと考えている」と語った。

 今週末の日曜日まで開催される「ベルギービールウィークエンド東京2011」という大人のイベントの盛況ぶりを見ていると、喉越しを楽しむ日本製のピルスナータイプとは違うベルギービールは、その多彩な味を武器に日本市場に確かな手応えを掴む日がそう遠くないのではと感じられる。