Stellantis、アルファロメオの小さな新型SUV「Alfa Romeo Junior」日本導入、発売

2025年06月29日 09:03

Alfa Romeo junior-ibrida

新型コンパクトSUV「Alfa Romeo Junior」の日本導入を記念して200台限定でリリースする「Junior Ibrida Speciale」 価格533.0円(税込)

 Stellantis Japanは、アルファロメオの新型コンパクトSUV「Alfa Romeo Junior(アルファロメオ・ジュニア)」を全国のアルファロメオ正規ディーラーにて発売したと発表した。

 全長×全幅×全高4195mm×1780mm×1585mm、ホイールベース2560mmと非常にコンパクトなこの新型は、トリノを拠点とするアルファロメオ・チェントロスティーレ(デザインセンター)の手によるデザイン。随所にアルファロメオの伝統的なデザインを取り入れている。三眼ヘッドライトや進化したトライローブ(三つ葉)形状のフロントグリル、そして1960年代にアルファロメオが先鞭をつけたデザイン手法、“コーダトロンカ”(空力特性のためにリアエンドを断ち切ったデザイン)を採用。機能的かつ情熱的なイタリアン・デザインといえる。

 パワーユニットは2種類。ひとつは1.2リッター直列3気筒DOHCターボチャージャーエンジンと16kWのEモーターを内蔵した新開発デュアルクラッチトランスミッション(eDCT)、48VバッテリーからなるマイルドハイブリッドIbrida(イブリダ)。もうひとつは、WLTP基準で最長494kmの航続距離を誇る電気自動車Elettrica(エレットリカ)だ。

 Ibridaは、アルファロメオらしい軽快な走りを提供し、高い燃費性能を両立するマイルドハイブリッドを搭載。3気筒エンジンはミラーサイクル方式を採用。さらに、可変ジオメトリーターボにより、低回転から高回転までフラットなトルク特性を実現している。システム全体の最高出力145psを発揮する。

 このシステムは、発進時や渋滞時などStop&Goを繰り返すシーンでは、Eモーターのみでの走行が可能だ。さらに、マニュアル感覚の走りを楽しめるパドルシフトも装備する。

 BEVのElettricaは、54kwの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、長距離ドライブも可能な最大494km(WLTP)の航続距離を実現。また、バッテリー温度を自動で調整するシステムを備えており、安定した航続距離と長寿命化を確保した。また、CHAdeMO方式の急速充電と普通充電の両方に対応し、外出先でもスムーズに充電が可能となっている。モーターは、最高出力115kW(156ps)、最大トルク270Nmを発揮し、EVらしい力強く滑らかな走りを実現した。

 価格は、ハイブリッドモデルの 「Junior Ibrida(ジュニア・イブリダ)」 が420.0万円(税込)から、そして電気自動車の 「Junior Elettrica Premium(ジュニア・エレットリカ・プレミアム)」は556.0万円(税込)。

 また、発売を記念した限定車「Junior Ibrida Speciale(ジュニア・イブリダ・スペチアーレ)」を全国200台限定で販売する。価格は533.0円(税込)だ。(編集担当:吉田恒)