日産自動車は神戸市と連携し、2026年1月19日より灘五郷エリアにて自動運転技術を活用したモビリティサービスの実証運行を開始すると発表した。この実証に関する取り組みは、地域社会の交通課題解決と、誰もが自由に移動できる新たな交通サービスの提供を目指す施策の一環。
本取り組みを神戸市と最初に実施する神戸・灘五郷エリアは、伝統的な酒造りと歴史が世界中の日本酒ファンを魅了する観光地として有名なエリア。
今回の実証運行では、酒蔵を訪れる人々に日産の自動運転技術を活用した新しい移動体験を提供することで、観光での発見と、地域の活性化の可能性を検証する。自動運転モビリティサービスは、観光資源の新たな発見や、訪れる人々にとっての新しい体験価値を創出し、神戸のツーリズム振興に貢献することを目指す。言わば試飲を含めた「Japanese SAKE trail」をクルマで、しかも自動運転でこそ可能にすると云うわけだ。
実証実験の概要は以下のとおり。
実施主体:神戸市、日産自動車
協力:灘五郷酒造組合、Moplus株式会社
期間:2026年1月19日~23日
運行ルート:神戸酒心館、白鶴酒造資料館、菊正宗酒造記念館、浜福鶴吟醸工房(左記をめぐる1周約20分の周回ルート、停車なし)
運行時間:8時00分~16時00分
使用車両:日産リーフをベースとした自動運転車両
試乗人数:1便あたり2名
日産と神戸市は本実証運行を通じて、地域住民や観光客の課題に寄り添い、今後のサービス設計につなげる計画。2026年度には地域・乗降場所を拡大し、セレナベースのレベル2実証車両でオンデマンド運行を予定している。
さらに、2027年度には拡大したエリアでの有償運行の開始、2030年度には商用運行を目指す。また、将来的には、神戸市内のニュータウンなど生活の足となる地域公共交通への自動運転車両導入も検討するとしている。
日産は、「よりクリーンで安全、自由な移動を可能とするモビリティの革新」を掲げ、国内外で自動運転技術の社会実装に向けた実証実験を推進しており、2018年に自動運転車両を活用した交通サービス「EasyRide(イージーライド)」の実証実験を開始以来、横浜市での実証を経て、今回神戸市での展開は、地域課題の解決とともに、観光・地域活性化の新たなモデルとなることを目指している。
今後は、国内外の多くの地域に技術とサービスを広げ、持続可能な社会の実現に貢献していくという。(編集担当:吉田恒)













