高速増殖炉・もんじゅ 廃炉含め検討と菅総理

2011年08月12日 11:00

 11日開かれた参議院予算委員会で民主党・新緑風会の平山誠参議院議員は「高速増殖炉・もんじゅにこれまでに血税2兆円を使い、40年を費やしても完成しない。こんなものにお金をかけていいのか。原子力開発利用計画では2050年に商業ベースで利用するとしているが、いくらお金をかけてもできないものはできない。即、廃炉にすべきだ」と現況を踏まえて、政府に廃炉を迫った。

 これに対し、菅直人総理は「これだけの時間と費用をかけながら(壁を)超えることができない」とし、安全性についても「再検証する必要がある」と答えるとともに、もんじゅ廃炉も含め、核燃料サイクル政策について、継続するのか、見直すのか、しっかり検討していきたいとした。
(編集担当:福角忠夫)