宮城4区の安住淳氏をはじめ、岡田克也氏、小沢一郎氏といった野党の象徴的な重鎮たちが、比例復活も叶わず議席を失った。この事態は、日本の議会政治における一つの時代の終焉を告げている。
彼らが長年得意としてきたのは、政府・与党の不備を突き、権力の暴走を止めるブレーキ役としての政治スタイルだった。しかし、有権者は今、ブレーキではなく、どうアクセルを踏むかという提案力を求めている。批判に長けたベテランのスキルよりも、たとえ危うくとも具体的利益を約束する勢力が選ばれた。
強固な地元組織や圧倒的な知名度という過去の資産は、もはや絶対的な武器ではない。SNS等を通じてダイレクトに届く減税や投資といった、未来への具体的な利得を提示するトレンドの前に、かつての選挙の神様たちの手法は通用しなかった。
重鎮たちの去った野党第一勢力は、今、大きな岐路に立たされている。単なる監視や批判のフェーズは終わった。有権者が突きつけたのは、政府をどう動かすか、自らも責任を負う覚悟で対案を示す機能の交代だ。(編集担当:エコノミックニュース編集部)













