富士通、スマートコンセントで横浜のPC消費電力量「見える化」実施

2011年08月10日 11:00

 富士通は、横浜市と共同で、横浜市役所のオフィスで使用されているPCの省電力設定の効果を測定するため、電力センサー内蔵のスマート電源タップ(以下、スマートコンセント)を用いたPC消費電力量の測定実験を実施した。

 調査範囲は横浜市庁舎内のオフィスのPC36台、期間は6月9日から22日。9日から15日は現状設定で計測、16日から22日は省電力設定を行って計測したという。実験の結果、横浜市様の事務用PCすべてに省電力設定を適用した場合、推計で年間約22万キロワットアワー(以下、kWh)の消費電力を削減可能であることが分かった。スマートコンセントを活用することで、単に消費電力量を測定するだけでなく、オフィス機器の運用改善や設定変更によって得られる省エネ効果や、ピーク電力削減に有効な施策を「見える化」することができる。

 同社は今後もスマートコンセントを利用してオフィス機器の消費電力量を「見える化」し、ユーザーの省エネ対策を積極的に支援していく。