自民党の最も根源的な病「世襲」岡田副総理

2012年11月21日 11:00

 岡田克也副総理は自民党の世襲制問題の改革が徹底されず、公募制をとりながらも出来レースとの声も自民党内からも地方で出ていることなどについて20日、記者団から聞かれ「自民党がどう決めるかは自民党の自由だと思う」としたうえで、「ただ、2009年のマニフェストで自民党も世襲は止めると明記されたのに、なぜ、約束を反故にするのか」と提起した。

 岡田副総理は「これは政策と違い、野党だからできないとか、ねじれだからできないというものでなく、自分で決めればできることだから。それをやっていないということだから、きちんと国民に説明する責任があると言っている」と説明責任があるのではとの認識を示した。

 岡田副総理は「(3親等以内の親族が同じ選挙区から出る世襲候補が問題という)自民党の最も根源的な病を克服できないというか、気がついていないことは残念に思う」とした。(編集担当:森高龍二)